こんにちは、シャルル(あそびとC)です。

2020年2月22日、sofa HIROSHIMA(パセーラ広島 )にて『あそびとC×おんぷらんと、シネマ型パフォーマンスライブ・ひみつの研究室ツアー』が開催されました。

あそびとCにとって初めての単独ライブ。

40名の見学者さんが見届けた大道芸&マジック × ストーリー=『シネマティックショー』が生まれた瞬間です。

 

折角なのでライブ当日に至るまでの経緯を書き綴ります。

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~~始まり~~

2019年10月18日、おんぷらんと“のらさん”との会話。何の前触れもなくアッサリとライブ開催が決定しました。

 

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「おんぷらんと」は大道芸の “のら”、サウンド&マジックの “かん”の2人組ユニット。現在はアウトレット広島でレギュラー出演している人気と活動幅を急激に伸ばす2人組のこびとユニットです。

2019年7月15日には単独ライブを開催し、こびとの世界は自由に、壮大に、皆の心へ響きました。私は「おんぷらんと」や「雑貨屋ぷろむな~ど」のバックストーリーを考えたり、こびとショーの音響・裏方役を担っています。


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~~どんなショーをする?~~

今回のショーに向けて全て0からキャラクターを考えました。

時代は「おんぷらんと」と同じ19世紀フランス。モチーフとなったキャラクターは”のらさん”がやりたかった『シャーロック・ホームズのような世界』。そこに考古学者を加えた『教授』が生まれました。

ライブの場所を探す内に見つけたsofa HIROSHIMA。その本棚に隠されたイベントスペースを見て『こっそり秘密の研究をしている博士』の姿へと変わります。

 

~~1日で衣装仕立て~~

ストーリーと世界観ができた所で、いよいよ衣装選び。ここは”かんくん”と”もぐもさん”が大活躍!”fraises(フレイズ)さん”が見つけたセットアップだけ持って街へ繰り出します。(フレイズさんについては後ほど)

 

買った物はその場で装備して次のお店へ。


最後の方は行く先々の店員さんに『お兄さんオシャレですね~』と話しかけられるレベルで異国感漂う装いに。2人がぱぱぱっと帽子から靴まで1日で衣装を仕立てました。

 

 

~~世界を作る道具~~

 

今回の世界は「中世フランス」。その世界へ皆さんが没入できるように、ただそこに置くためだけに、たくさんの道具を買い集めました

さて、このライブを語る上で外せない存在『大道具』。机やコーヒー水出し機、古めかしい棚は印象に残った人も多いはず。
なんと、これらは全部オーダーメイド品!作って下さったのは“fraises(フレイズ)さん”!

“フレイズさん”は「おんぷらんと」のものづくり担当。おんぷらんとが使う道具はぜーんぶこの方が作っちゃいます。

 

 

~~キャラクターの名前決め~~

実は、博士と助手の名前が決まったのは本番1週間前。

助手の名前は「美女と野獣」に登場するポット夫人とチップから『ポット』くん。

博士の名前はルービックキューブの生みの親『エルノー・ルービックさん』から頂いて、ラストネームはCから始まる『Charles(シャルル・自由な男)』にしました。

 

 

~~チラシとチケット制作~~

チラシとチケットのデザインは全て私が挑戦しました。

 

特に苦戦したのはチケットの形式。

サーカスチケットのように「もぎりタイプ」にしよう。もぎられたチケットとチラシを組み合わせたら隠された何かが出てくるようにしよう。

アイデア飛び交う中で一番悩んだのは「本当にチケットとして販売するのか?」ということでした。

 

今回のライブ舞台は「研究室ツアー」。皆さんは観客ではなく「見学者」。入り口は見学者しか入れない「隠し扉」。隠された研究室を見るんだから『会社の入館証』みたいなデザインは?でもチケットのほうがライブ感は出るよね。

 

長い時間を経て決まったのは『表がチケット、裏が見学証のカード』でした。

 

~~世界の届け方~~

2020年1月中旬、およそ本番1ヶ月前。最初の演技練習が始まりました。
今回のライブは大きく分けて6パート。
・オープニング
・アメリカ編(カジノ)
・エジプト編(虹色の砂)
・イギリス編(青い鉱石)
・フランス編(イメージする力・夢の世界)
・エンディング

演技台本のページ数は最終的にA4用紙18枚分、セリフは6000文字以上。
練習中に違和感を感じたセリフは変えて、アドリブで生まれた良い表現は取り入れる。
セリフ作り・覚えに加え、演技の魅せ方、立ち位置、動き方の指導、マジックの練習もこなします。

そんな練習でとにかく大変だったのは『セリフを覚えること』!
セリフを思い出すのに必死で「感情がこもってないよー!」とツッコミをしばしば頂きました笑。フランス編~エンディングのセリフが一番大変だったなあ。

演技後のテーブル上の配置もかなり変えました。使い終わったものは卓上に残すのか、片付けるのか。使い終わった道具の位置こそ気をつけるポイントでした。

台本を直して、次の日に実践。それと本番と同じ流れで通し、シンプルに、エンドレスに繰り返す日々。

 

そして本番当日。

続きは後編を御覧ください。

 

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